タイは待望のロックダウン解除で、Covidの陰性証明や、ワクチン接種証明も不要となった。そして日本もロックダウン解除した。陰性証明もワクチン接種も10月から無くなったらしい。福岡空港の入場ゲートは、見たことないほど多くの人が並んでいた。その行列の多くは帰国の外国人観光客のようだった。その日は朝5時に起き、6時前に出たにもかかわらず、通勤ラッシュに巻き込まれ、ギリギリチェックインに間に合ったが、1時間ほど列に並んでいたので、すぐに搭乗の案内があり急足となった。福岡空港国際線の搭乗ゲートにはセブンイレブンがあり、ATMで現金を下ろせたが、最大3万円しか下ろせなかったので、仕方なく手数料を支払って計6万円下ろした。これからの円のレート次第なので、多くは両替できない。
今回のフライト代金は片道でチェンマイまで19000円。機内食三つを含んでいる。2ヶ月前にチケットを取ったので、その機内食のメニューまで覚えていなかった。小さな250グラムのアルミの容器に入った、パッタイ(甘辛い味付けの平麺を湯葉?で包み、大きなエビが2尾乗っている)と、チキンライス(タイ米に味付けチキンフィレが乗せてあり、甘辛いニンニクソースをかけて食べるもの)と、ミネラルウォーター、コーヒー付きで1200円ほど。250グラムは以外と小さいのを前回のフライトで知っていたので、二つ頼んでいた。飲み物は60バーツ(235円)、カップ麺も同じ値段で買えるのが貧乏旅行者には嬉しい。
前日は、6時間のフライトで寝るために殆ど寝てなかった。準備のことで頭がいっぱいで前の日は目が冴えていた。
今回の訪タイの目的は、第一にチェンマイで車やバイクの修理工場を営む家族の主人に呼ばれて、「部屋とバイクが貸せるからうちに滞在していい」という優しい言葉に甘えて数日居候させてもらう事で、その主人とは昔バイクでタイやラオスをウロウロしていた時に修理屋さんで知り合った仲だ。彼は大の親日家のようで、日本人の友達が欲しいようだ。
第二に、2年前にタイでは医療大麻が合法化され、なぜか政府が国民に大麻の苗を配るという、羨ましいニュースのせいで、多くの外国人観光客が集結しているようだ。バンコクの街角ではカンナビスショップがオープンし、まるでアムステルダムのようになっているらしい。大麻によるビジネスの収益は計り知れないようで、観光客が大事な収入源だったタイにとって経済を復活させる試みなのだ。元々、タイでは大麻が違法であったが、その取り締まりは緩く、警察官が小遣い欲しさに逮捕するというのが、昔からの有名な話だった。しかし多くのタイ人は大麻が大好きで、よくご馳走になっていたものだ。私はカンナビストとして、近所にできたアムステルダムの実況を中継したい。
第三に、前回訪れて半年間ほどお世話になったチョムトンにある国際瞑想センターのウェブサイトのメンテナンスに行くことだ。時折、その瞑想センターの受付である、出家したロシア人のジュリアからメールがあり、なかなか意思の疎通ができていなかったので、また部屋を借りて数日間、じっくりとジュリアが進めていたサイトのメンテナンスを完成させるのが目的だ。今回はパソコンを持ってきているので、借りなくてもよい。
第四、2023年2月に再開されるシャンバラまつりに参加することだ。シャンバラ祭りは、日本のフォークロック会、ヒッピー会の故人、南正人が開催していたお祭りであり、多くの日本人が参加している10年以上にわたって開催されている。場所はチェンダオという田舎町の野外で、期間は10日間ほどあっただろうか。
私を乗せた飛行機は落ちる事なく無事にバンコクのドンムアン空港に到着した。ドンムアン空港はそれほど混雑していなくて、すんなりとイミグレーションを通過し、指紋を登録する事で、入国カードの記入もしなくて良くなった。福岡のチェックインカウンターでは、タイに入国の際に出国のチケットを持っていなかったら、すぐに購入できますか?と聞かれたが、タイ入国時には何も聞かれなかった。
バンコクからチェンマイへの乗り換えのため、別の通路で空港を一旦出る事なく搭乗ゲートまで行くことができ、検疫のサーモグラフィーは置いてあるが、電源が入っていなかった。もう、タイではコロナは終わったのだ。しかし、皆マスクをしている。
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