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ママチャリで石垣島の米原ビーチへ

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ずっと天気が悪くて、肌寒い日が続いていた石垣島に晴れ間が!
しかも日曜日!
同じ宿のカッチャンに借りたママチャリで、往復40kmのロングサイクルへ…
目指すのは、石垣島で有名なビーチであり、キャンプ場の米原ビーチ(キャンプ場)。
行きはバンナ高原の東側を緩やかなアップダウンを繰り返しながら進み、上り坂は自転車から降りて手で押し、PodcastでダウンロードしたChaiShopをiPodで聴きつつ2時間半の島巡り。
タイやラオスの田舎道をサイクリングしてるような錯覚に陥る。
サトウキビ畑、バナナやタマリンドや椰子やパイナップルが両脇に生い茂る道をひたすら、錆びて伸びたチェーンを単一のギアに絡めながら、北へ北へと走る…

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走っている車の数も少なくなってきて、長い上り坂を登ると、底原ダムがみえてきた。
九州のダムや貯水地は、山の谷間に水を貯めて作っているので、周りの山は急勾配なのに、ここのダムはとてもなだらかで、湖のよう。
当然貯水量も少ないだろう。
石垣島は水不足でよく断水になります。
冬場は雨が多いので大丈夫。
見たことない鳥や、見たことのない植物がふんだんに生い茂るダム沿いの道。

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ダムを超えると、長いトンネルに入った。
トンネルの中は歩道が50cmほどしかなく、自転車ではちょっと緊張する。
トンネルを抜けると、明るい緑が目に入ってきて、でも夏のように暑くなく、春のような心地よさ。
ブレーキせずに走ってちょうど良い、長い長い下りを転がって、爽やかな風を全身で受け止め、アクアブルーの海が森の中から見え始めると、気分が高揚してくる。

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麓で無人のバナナ販売所(といっても、簡素な木の棚に商品を陳列したもの)を発見!
普段スーパーで目にするフィリピンバナナよりちょっと小ぶりのバナナが一房100円で売っていたので、買ってみようと眺めると、台湾と書かれたものと、ブラジルと書かれた、2種類のバナナがある。
石垣島産のバナナかと思ってガッカリしつつ迷っていると、奥の荒れた民家から、日本人離れしたマダムと、鼻水で鼻の下がカピカピになった子供が出てきた。
これは石垣産じゃないんですね?
と、尋ねると
石垣産だけど、苗がブラジル産と台湾産があるという。
日本語が通じる海外のようで楽しい。
ちょうど、500円玉しかなかったので、出てきてもらって良かった。
更にちょっと下ると、海に近いところまできた。
両脇にサトウキビ畑がある小道をのんびり自転車で走っりながら、バナナを1本剥いて味見してみると学校の給食で出ていたようなバナナとの違いにビックリ!
ほのかな酸味があり、程よい硬さがあり、薄い甘みがあり、バナナというより野菜に近い食感!新鮮!美味しい!
もっと買えば良かったと後悔しているうちに、目的地の米原キャンプ場に到着。
何故このキャンプ場に来たかというと、今滞在しているゲストハウスで出会った、熊本出身の写真家、田中さんという面白い方を訪ねたかったのと、石垣島では米原ビーチが綺麗と口を揃えて、会う人に言われていたためだった。
田中さんは、僕が石垣島に到着した日に出会い、ちょうどキャンプ場へ行く準備をしていた。

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ゲストハウスの中庭で、お手製のリアカーをDIYしているところで、キャスター付きの台に籠をビス留めし、取っ手を付けて斜めに倒して引っ張るというものだった。
結構な量のキャンプ用具と、乾燥の食材が見事に納められ、20km北にある米原キャンプ場へと、友人の車で旅立った田中さん。

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木が散散しているキャンプ場にブルーシートでタープを作り、その下にかまどとマットを敷いたリビングへ招かれ、再会を祝ってくれた。
まるで、天国のような、夢の世界のような、青い空とアクアブルーの海と、珊瑚の砂浜、心地よい気温、暖かいおもてなし。

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