話題のMERSコロナウィルスについて、ソウルでの体感

15日ほど前から日本でもニュースで話題になったラクダやコウモリなどの動物を宿主とする伝染病MERS(韓国ではメルスと呼ぶ)コロナウィルスは、中東で発生し、世界中へ拡大している。と、聞いているがニュースを見ないのでよくわからない。ぼくが韓国へ渡ったのは6月3日。韓国ソウル行きのチケットを15日前から買っていたので、渡航数日前からそんなニュースを聞かされて、渡航先の友人にも「いまは来ない方がいいかも」と言われていたが、キャンセルするほど余裕も時間も無いからとりあえず行くことにした。鳥インフルエンザしかり、狂牛病しかり、日本でも恐ろしいウィルスが猛威を振るっていると、四角い薄いテレビの中では、人類滅亡かのように騒がれていたが、実際はどれも遠い一部の話であり、現実味が無いのが実感だった。それはここ韓国でも同じで、マスクをしている観光客は多いものの(マスクでウィルスが防げるのだろうか)、実感は感じられない。韓国の学校ではMERSの感染者が出たら学級ではなく、学校を閉鎖するらしいが、閉鎖された学校は耳に入ってこない。ところで、何故中東で発生したMERSが韓国で流行したのかというと、中東からウィルスを自国へ持ち帰った感染者を韓国だけが隔離しなかったために、感染が拡大し話題になったようだ。現時点での韓国での感染者の数は166人、死亡したのが24人と日本のニュースでみた。ぼくが日本に帰るときの検疫が楽しみである。何万人もの人が行きかうソウルのホンデ地区、その人々のほとんどがマスクをしていないのはどういうことだろう。恐れを克服するのは知識からと考える人も多い。自宅にこもってテレビにかじりつき、MERSについてのニュースを固唾を飲んで情報を取り込んでいる人も多いだろう。噂が大きくなり、深刻さが増せば病院での隔離、感染可能性のある人の隔離など、ウィルスの拡大を止めることは可能だと思う。

死ぬときは、死ぬのだから怖がらずに外に出よう

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