毎年北海道の南の平取町というところで行われるアイヌモシリ一万年に行ってきました。このお祭りは昔から、自然を愛する日本のラスタの人達やヒッピーの人達が集うお祭りで、ぼくも虹の岬まつりで出会った人達から噂はかねがね聞いていました。札幌の友人2人と、最小限の荷物を持って札幌から4時間ほどかけて平取町へ赴きました。途中のスーパーでテキーラ1本と、2リットルくらいの安い白ワインと、ビールを買い、平取町に到着しました。平取町からさらに山手の方に1時間ほど行くと、携帯の電波も届かない場所に着きます。時折看板があるのでほとんど迷わずにつく事ができました。一番近い駐車場は広くないので満車状態。ぼく達は木の下に車を突っ込んでその前にテントを張りました。これで昼間でもぐっすり寝れそうですが、やや陰気な雰囲気。さっそく、山から川に沿ってお店やステージを見ながら散策しました。お馴染みの土臭い顔ぶれが揃い、子供達は裸で走り回り、全国からこの北海道は平取町へ集っていました。札幌の友人は何人か知り合いがいたらしく、挨拶して回っていましたが、さすがに九州の人は出会いませんでした。石垣島の宿で出会ったYジロウ君が同じ宿で出会った20代の女の子と偶然再会し、共通の宿の話題で盛り上がりました。
テキーラやワインを販売するお店をするつもりで、大量に買い込んで来たのですが、結局、ぼく達は昼間からテキーラやビールやワインを飲み、酔ったらテントで寝ての繰り返しで、2日目にはテキーラを空けていました。
2日間連絡してなかった心配しているだろう彼女に電話するために、ぼくは3日目の朝から自転車を走らせました。車はすでに駐車場が満杯で前に停めた人が出られなくなるほど、詰まっていたのです。北海道の広大さを思い知るのはこの後でした。最初は北海道はサイクリングで回るのもいいなあ、とか思っていましたが間違いでした。やはり大型のオートバイが良いです。なぜなら、広くて緩やかなアップダウンが多い北海道はサイクリングでは行けども行けども景色が変わりません。結局15kmほど走ってやっとauの電波が入る街まで来ました。延々と続くトウモロコシ畑、長く緩い坂道、帰った時にはくたびれてまた眠りに着きました。
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