マハシ式マインドフルネス・ヴィパッサナー瞑想センターについて

マハシ ヴィパッサナー瞑想センター

Buddha Sasana Nuggaha Organization / Mahasi Meditation Center

ヤンゴンでは総本山と言われるマハシ式の瞑想センター。500人規模の僧侶と瞑想者が収容でき、在家の信者と瞑想修行者からの布施で賄われているようだ。

ミャンマーの上座仏教大長老、マハーシ・サヤドー(Mahāsi Sayādaw)は、ヴィパッサナー瞑想で欧米やアジアの瞑想に大きな影響を与えた。マハシの瞑想法は、座禅のときの呼吸による腹部の膨らみと凹みに意識を集中し、その他の感覚や思考にも意識しながら、丁寧に観察を行う。瞑想中には、サティ(マインドフルネス)で言葉にして確認し、ラベリングすることが彼の考案した瞑想法の最大の特徴である。

1947年にミャンマー首相によって設立されたこの瞑想センターの常任指導者に招聘された。

瞑想ビザ

ミャンマーには瞑想ビザがあり、最大280日間のビザが取得できるが、観光ビザで入った場合、一旦外国へ出て、バンコクやラオスの大使館でビザを申請しなければならない。その場合、このセンターに最短の10日で来ている時に、瞑想ビザを取りたいと言えば、招待状を発行してくれ、スムーズにビザを取得できる。

私が訪れた時には、日本人男性2人、1人は短期出家で数ヶ月、1人は瞑想ビザで3ヶ月滞在し、女性2人も長期で滞在している。日本語の通訳の方がいるので、英語が苦手な方でも面接時に通訳してくれる。その他に、ブラジル人男性1人、ドイツ人男性1人、中国人出家男性1人、韓国人男性1人、中国人出家女性1人、韓国人女性2人、中国人女性2人が滞在していた。後はミャンマー人の修行者数十名、僧侶200人ほど。

ロケーション

街中に位置しているので、ビルが見えたり、夜中に音楽が聞こえてきたりと、あまり静かな環境ではないが、その広い敷地内はヤンゴンのダウンタウンからは隔離された世界となっている。外出はできない。

宿舎

お世辞にも綺麗とは言えない、監獄のような個室だが、ヤンゴンのドミトリーよりは人の出入りは少ないはず。4畳ほどの広さに机と椅子があり、薄いマットが敷かれた木製のベッドがある。破れていない蚊帳あり、お湯と水は無料。お茶などはない。電源はあるがWi-Fiはない。エアコン無し、扇風機あり、共同トイレ水シャワー、洗濯機無し、バケツあり、網戸が付いているが大量に蚊が入ってくる。敷地内を歩いてみるが、この外国人用の宿舎だけがかなりボロくて監獄チックだ。他の建物はリゾートマンションか高級ホテルのようだ。外国人は布施が少ないからだろう。

食事

私にとってはかなり美味しい豪華なミャンマー料理だ。食事は日に二回で、朝はモヒンガーやカオスエや粥などとフルーツ。昼は肉カレーと魚カレー、生野菜、スープ、野菜カレー、フルーツ、デザート、アイスクリーム。と、美味しくてつい腹一杯食べてしまう。

瞑想

スケジュールが渡されるが管理人は居ないので基本的に自己管理が難しい。自分との戦いになる。スケジュールに休み時間はない。朝から晩まで1時間ごとに座禅と歩行瞑想を繰り返す。週二回面接があり、通訳を通して質疑応答がある。瞑想ホールには冷房があり、蚊帳もあるので集中することができる。

服装

基本的になんでも良いが、男性はロンジー、女性は売店で売っている衣装が望ましいが無理強いはしない。

期間

最低10日から数ヶ月。ビザの続く限り滞在できる。

料金

布施なので幾らでも。外国人からの布施が集まると建物が綺麗になるかもしれない。今の状態では払いたくもないだろう。悪循環となる。

Leave a Comment

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください