マハシ式ヴィパッサナー瞑想センターでマインドフルネス滞在

1月20日

3時40分起床。

4時から瞑想ホールにて瞑想。

5時40分朝食。

今朝は、たまご麺にキクラゲと卵の餡かけスープ。中華味付け風鶏ガラスープでかなり旨し。デザートのヨーグルト黒蜜かけがまた更に旨し。余ったものを持って帰って食べた。

10時7分昼食

お馴染みのチキンカレーと豚カレー。冬瓜やインゲンの付け合わせあり、焼きそばはあまり美味しくなかった。今日はアイスクリーム無し。

歩行瞑想と座禅瞑想の繰り返し繰り返し。

宿舎の裏に犬小屋があり、7匹の子犬と母父犬がいて和ませてくれる。毛が短くて皮がたるんでいて、芋虫のような子犬たち。

1月21日

朝食は、ご飯と粥とトマトカレー、魚ペーストカレー、蒸したひよこ豆、生野菜、チキンカレー、バナナ

昼食、鯉のような淡水魚のフライに甘酢餡かけ、チキンカレー、炒め野菜、魚ペースト、トマトペースト、生野菜、魚のスープ、バナナ、もち米デザート、ココナッツケーキ、クリームシフォンケーキ、アイスクリーム

42歳でサイケ好きなお坊さんTさんと暫し対談、気持ち良いことが好きすぎて追求するあまり、頭を丸めて瞑想と仏の道へ。しかし、4年続けた瞑想も終わりにして次は株のビジネスを楽しむという。門司港のミャンマーパゴダへ呼んでヴィパッサナー瞑想イベントを開き、彼をゲストで迎えたいと思いついた。ヤンゴンのホステルで出会った熱心なクリスチャンのSさんも宗教を追求しているのだが、なぜか全く違う人種だ。そしてTさんもSさんと前にヤンゴンで出会ったそうだ。Sさんはヤンゴンでは名物的な日本人になりつつあるのだろう。「Sさんを探せ!」というヤンゴンでの楽しみ方も面白いと思う。

1月22日

朝食、練った小麦粉を焼いて割いたパンのようなもの、ダルスープ、チキンカレー、生野菜、粥、バナナ、バナナカップケーキ、コーヒー。

同じ宿舎に滞在している坊さんから、「日本人の心は竹のようだ」と言われた。原爆からの復帰、再建のことを言っているようだった。強くて折れない、成長が早いなど。実際の日本人は竹のように柔軟ではない。戦争中の日本人に柔軟さがあれば原爆を投下されることは無かったかもしれない。しかし原爆のおかげで今の日本があるのかもしれない。繊細で規則正しく真っ直ぐに伸びて美しい所は同感だが、そこに柔軟さが加わればもっと竹に近づくだろう。ミャンマー人の日本人に対するリスペクトが伺われて、良い言葉を授かった。

昼食、ご飯、チキンスープ、豆腐と魚を混ぜたさつま揚げのようなカレー、そら豆カレー、ササミ、キュウリ、トマト、パクチー、ピーナッツ、玉ねぎを混ぜた棒棒鶏のようなサラダ、トマトペースト、生野菜、バナナ、チーズクラッカー。

坊さんがアイスクリームを食べる姿が好きだが今日は無かった。

売店に始めて立ち寄ってみると、書籍がズラリあり、奥に日用品がある。石鹸、ボディソープ、お菓子、袋ラーメン、ジュース、ロンジー、托鉢容器など。八戒で殺生は禁じられているのにどデカイ殺虫剤が売られていた。

タイの瞑想寺では早く出たいと思っていたのに、何故かここでは何も感じない。何ヶ月でも居れそうな気配だ。何故なのか分析したいがデータが乏しい。

衝撃的な事実、宿舎の裏がゴミだらけで荒れているのは何故かと思っていたら、掃除人が集めた施設内の全てのゴミをそこに捨てていた。ヤンゴンにもゴミ処理施設は無いのか。寺を綺麗に改築、増設するよりもゴミ処理施設を作る方が先なのでは。小高い場所にある宿舎裏の山の斜面はゴミだらけ。お陰でタバコを吸える場所があるのだが。ティッシュを食べる犬を初めて見た。Tさん曰く、増えすぎた犬は毒を食べさせて殺し、道端に捨てるそうだ。勿論、坊さんは手を下さない。手下の仕事なのだ。タイもミャンマーも坊主がヤクザのようだ。敬われ恐れられて民衆から金を巻き上げて寺を大きくしていく。坊さんは金を持たないが手下が持っていて常に行動を共にする。仏陀が最も忌み嫌う行為なのだ。

15時、週2回ある坊さんからの面接があった。中国人、日本人、韓国人の各通訳がいて順に1人づつ面接を行う。中国人が10人ほどいて1時間半ほど待たされた。瞑想より待つ方がキツイ。面接の内容は、瞑想の経験有無、どんな事を習ったか、呼吸に集中できているか、呼吸の集中が何分ほど続くか、食事中も行動を意識しているか、など。バンコク近くの瞑想寺での面接内容と同じだった。

中国人の女性が多いので、男女比が女10対男5だった。

1月23日

朝食、モヒンガー、粥、バナナ、シフォンケーキ、ミルクティー

結跏趺坐が辛くなってきた。1日に8回もの座禅は初めてで足が痛い。適度に気を抜くべきだが、得られるものが少なくなるのか。そもそも瞑想で何が得られるのか。暴力団が沢山いる刑務所に服役しているのとあまり変わらない。

昼食、ご飯、魚スープ、海老カレー、チキンカレー、白木耳サラダ、茄子煮物、空芯菜煮物、揚げ海老ニンニク玉ねぎ唐辛子、生野菜、バナナ、アイスクリーム、お茶菓子。

揚げた海老とニンニク唐辛子と玉ねぎが絶品!ミャンマー料理は食べるラー油味だと改めて実感。海老カレーも最高に美味い。

沈没について、日本人は沈没傾向がある。しかし沈没というネガティブな言葉が悪い。沈没というとネパールでアヘン中毒になって宿の家賃も滞納し、オーバーステイする人のイメージだったが、今では一つの場所に長期滞在する事を沈没という意味になっている。それなら在日の人達は沈没しっ放しだし、宣教師など昔ながらの沈没者だろう。真面目に仏教を勉強して禁欲して欠かさず瞑想する彼等は、地元の坊主よりも立派なお坊さんに見えるのだが。タダ同然で寝泊まりしている罪悪感があるのだろう。

ミャンマーカレーであるヒンは、ターメリックやクミンやチリなどのスパイスを入れてなくて、玉ねぎとトマトとニンニクと油だからイタリアンな味なんだと気付いた。具が無くなった海老カレーに小麦の生麺を絡めると勿論生パスタのようになる訳だ。

1月24日

朝食、米麺焼きそば、キャベツと玉ねぎの酢漬け、チキンスープ、粥、栗餡パン、菓子、黒蜜ヨーグルト、コーヒー牛乳。

外国人の体験者が減り、増えたので食事のテーブル配置が変わった。今までは円卓に韓国人と2人だったが、今日からは韓国人2人、日本人2人となった。4人で食べる食事は会話がなくても楽しいものだ。私とS君はゆっくりと上品に食べ、韓国人2人は早くて沢山食べる。今日気付いたのはベジタリアンの席があった事だ。中国人の和尚とブラジル人の大学生がベジタリアンだった。食事の前に何故か同じ方角へ向かって手を合わせて祈りを三回行う。食事が終わった時も同じように。やり方は、正座若しくはつま先を床に付けて膝を合わせ床につけ、胸に手を合わせて、次に額に合わせた指先を触れ、そして両手を床に伏せて額を床につける。この動作を三回行う。チベットでは両手の平を上に向けて土下座する。やってる事はイスラム教の祈りとかなり似ている。建物もモスクのようだし、お経もコーランに似ている。やはりアラブに近くなる程宗教まで似てくるのか。テーブルでは気を遣い合って料理の皿を回していく。会話が無くても意思の疎通ができているが面白い。残すところあと2泊となった。寂しいものだ。

昼食、ご飯、豚の角煮、野菜と鶏の炒め物、野菜スープ、豆腐揚げサラダ、魚フレーク、ドラゴンフルーツ、バナナ、揚げナッツ、アイスクリーム。

レベルが低すぎて三ヶ月で辞めたTさんにヤンゴン仏教大学の入試について聞いた。11月に願書受付、1月に試験、5月か6月から開始というのんびりさ。東京のミャンマー大使館で受けた方が良いとのこと。シャン州の仏教大学は私立で良いところらしいが学費が必要だろう。入試の内容は中学生レベルの英語の文法、仏教についての基礎知識(八戒、三戒など)、Buddhanet というサイトで勉強できるらしい。英語での面接。Tさんはニルバーナへの入り口まで辿り着いたらしく、瞳孔が開きぱなし、ニルバーナになると40代で俗世へ帰ってこれないので躊躇している。確かに四年修行したのなら一生続くトリップになるだろう。

瞑想から妄想は止めどなく、ヤンゴンで洒落たカフェを作って繁盛する図が浮かんだ。タピオカ抹茶ミルクティーや、カフェラテ、エナジードリンク+リキュール、テキーラ、巻きタバコなど置いていて、奥の部屋はイヤプラグディスコになっている。貸し出しまたは自分のイヤプラグをペアリングすると、その部屋で流れている四つ打ち音楽が大音量で聴けるのだ。苦情が来ないので環境に優しいところをテーマにブッダテイストの内装。

1月25日

まずい、ここは笑ってはいけない瞑想道場だという事に気付いてしまった。まず会話は良くない。ましては声を出して笑うなんて以ての外。だから沸々と可笑しな事を思い出したり、浮かんしまうのだ。先日、トイレに入ると洋式便器の便座に大きな人糞が乗っていた。「ああ、誰かが間に合わずにやってしまったのか…」と思ってよく見ると、形も色もよく似たカエルだった。窓が開いているし水気があるので入ってきたのだろう。しかし非常にマズイ。笑ってはいけない事に気付いたのが更に笑い所を見つけようとしてしまう。困った。

朝食、オンノカオスエ、粥、マンゴー、バナナ、ドラゴンフルーツ、みかん、ケーキ、ミルクティー。

昼食、ご飯、チキンカレー、ナスと冬瓜のスープ、ソラマメの煮物、インゲンの煮物、生姜のカレー、魚のフレーク、ササミのサラダ、バナナ、アイスクリーム、菓子。

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