ช็อคโกแลต チョコレート・ファイター
日本題「チョコレート・ファイター」は、2008年のタイ映画で監督は、マッハ!、トムヤンクンでお馴染みのプラッチャヤー・ピンゲーオ監督。
主演はジージャー・ヤーニンという若手の可愛いアクション女優。「ワイヤーアクション無し」「スタント無し」「CG無し」というキャッチコピーだが、エンディングのクレジットでは、プロジェクトAさながらのスタントアクションで、本当にビルの3階から何人もの演者がリアルに落ちていくシーンは圧巻!
久しぶりに本当に生の臨場感がある映画を見たような気がする。香港映画のアクションと比べてしまってはいけない。ブルース・リーや、ジャッキーチェンのパクリ部分も多いけど、主演のジージャーならではのオリジナルのキャラクターが見所だと感じた。
日本語でも同時に公開されて、日本語版もあるようだが、字幕無しの吹き替え無しのオリジナル版で見た。冒頭では阿部寛が出てきて日本語で少ないセリフと、日本のヤクザのイメージが、タランティーノの「KILL BILL」を思い出してちょっと期待が薄れてきたのだが、主演のジージャーが可愛くて頑張っていて感情移入したのだ。
敵のマフィアのボスは典型的なタイ人のおじさんで、途中から長髪になるところが不自然すぎて、違和感があるのだが笑かそうとしているわけではないようだ。チャウ・シンチー監督なら絶対笑いにつなげるようなキャラなのだが、タイでは大御所の俳優なのだろう。
小倉駅や若松の若戸大橋や風力発電が登場してビックリ
映画の中盤で阿部寛が、見覚えのある駅からモノレールが出てくる場面でKOKURA STATIONという文字に気づいて驚いてググってしまった。「なぜ小倉!??」そう、若い頃から見覚えのある駅と、そういえばあの橋は若松と戸畑をつなぐ若戸大橋ではないか・・・
そしてラストシーンは阿部寛もジージャーも若松の青橋を超えて、私がいつも歩いていた思い出のある風力発電の海岸沿いの遊歩道を歩いている。
そして映画が公開されてから12年経った今日、タイのチェンマイでこのタイと北九州をつなぐ映画「チョコレート・ファイター」を見ている自分が不思議だった。
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