斜里から車で東へ2時間ほどいくと、知床半島という世界遺産に選ばれた自然の多く残る国定公園があり、熊対策のレクチャーを受けると知床五湖を全て観れるコースを回ることができます。
北海道の東の奥地である知床半島は、美しい自然が数多く残り、その自然を守るためにレクチャーによって破壊を防いでいます。レクチャーの内容は熊が出た時の対処方法や遊歩道を歩く時のルールなど、クルーズを期待と興奮へと誘ってくれます。不思議なのは、ビデオによるレクチャーを受けていると、熊が貴重な存在であり、恐怖だった熊が滅多に見られないことで遭遇に期待するようになるのです。北海道をドライブしていてよく見かけるのがキタキツネです。
なんだかみすぼらしく、ヨボヨボしていたのは暑さで毛が短かったせいでしょうか。他にはエゾシカやエゾリスも見られましたが熊には遭遇しませんでした。五湖のコースはレクチャーなしで行ける熊よけの電流線が張り巡らされ整備された最短距離の遊歩道と、レクチャーを受けなければ入れない中距離と、一番長いコースがあります。ぼくたちは迷わず一番長いコースを選びました。
コース前半は湿度が高く、九州では滅多に見られない大きなキノコがたくさん見れました。
冬は雪景色でさらに美しくなることでしょう。こんなところでテントを張ってソロキャンプできたら、とても穏やかにみえるけど厳しい自然を満喫できそうです。
熊には遭遇できませんでしたが、鹿とキツネには遭遇しました。それだけではありません。九州では全く見ることができない針葉樹林と、海にはマッコウクジラ、シャチ、トド、ゴマフアザラシなど、アニマルプラネットに出そうな動物たちも沢山いるようです。
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