阿寒湖➡︎十勝温泉

民芸の店チキサニ、マツネシリ、ポロンノと耳にしないアイヌ語らしき店名が多いアイヌコタンポロンノのアイヌデザート十勝温泉夜霧の十勝

その日の夕方、次なる目的地の阿寒湖を目指してぼく達は車を走らせました。阿寒湖は北海道の友達から聞いていた、チェックポイントの一つでした。ぼくの旅のスタイルは、ガイドブックに頼らず現地の人から情報を得て、面白そうなところへ赴くことを常としていましたが、阿寒湖、屈斜路湖はぼくも前々から聞いたことがある北海道の観光地です。屈斜路湖は、透明度の高い湖で有名ですが、湖の周りに道路はなく、展望台から眺めるのだと思い、断念しました。

阿寒湖に着いたぼく達は、Wifiスポットと寝床を探すために、ネットで調べましたがキャンプ場は街から遠く、湖沿いの町にはスタバやマクドナルドは見当たりません。次は図書館を調べましたが、ここも目ぼしい所はありませんでした。とりあえず車を停めて、街を歩いてみることに。阿寒湖の町は、ぼくが小さい頃に観光地で感じた懐かしい匂いのする街でした。街は小さくて、古く営まれているホテルが数件建ち並び、アイヌの木工民芸品屋が多かったのが印象に残っています。メインの通りを歩いて抜けると、アイヌ専門店街の大きなエントランスがあり、坂に沿ってアイヌ専門店が両脇に立ち並ぶ集落にたどり着きました。その1つの可愛い喫茶店ポロンノに吸い込まれるように入ると、OKI AINU BANDのポスターやCDが入り口に置かれていたり、九州で昔からお気に入りだったお祭り、虹の岬まつりで聞いた音楽が流れていたりで親近感を覚えました。のちにわかったのですが、札幌で友人のY君の知り合いのお店だということでした。もっと滞在したかった阿寒湖ですが、やむなく十勝方面に行くことに。夜は阿寒湖対岸に緑1色のイルミネーションで彩られていました。2番目の写真はポロンノのいただいたアイヌ民族料理のデザート。クレープ生地にアイスクリーム、蜂蜜が乗っています。

阿寒湖アイヌ工芸品協同組合アイヌコタンのホームページ

十勝、江戸金江戸金のQRコード江戸金の天丼十勝ラーメン

阿寒湖から車で数時間、十勝川に着いたぼく達は今夜の寝床を確保するべく、Google先生に頼った。結果、最寄りのキャンプ場は十勝川温泉にあるエコロジーパーク内なの有料オートキャンプ場で、仕事の電源はそこから30分ほどの帯広のマクドナルドでした。テキパキとキャンプ場にテントを張り、タオルを担いで近くの温泉に歩いて行きます。写真は富士ホテル、立ち寄り湯で確か400円くらいでした。九州が日本で一番温泉が多いと思っていましたが、北海道は温泉天国です。九州は温泉地獄。いいお湯を満喫してしばし温泉ホテルのロビーでまったりな3番目の写真。十勝平野はこの夜、夜霧に包まれてHPSランプがぼんやり水滴を照らし、幻想的な雰囲気でした(写真4枚目)。

温泉に浸かって空腹になったぼく達は、キャンプ場まで歩いて帰る途中の『江戸金』という典型的な日本料理のお店に入りました。ご覧のように(写真5枚目)なんとも良心的なお値段。ぼくは天丼、彼女はざるそばを注文。北海道はこのような回転しないお寿司屋さんが沢山あります。味は文句無しでした。ごちそうさまです。テントに帰って歯を磨いて、ぐっすり眠りにつきました。

翌朝、テントをそのままにして帯広のマクドナルドに向かいました。マクドナルドで仕事をしていると彼女がなぜか怒りだし、怒って近くのイオンモールに行くと飛び出してしまいました。するとその何分か後にゲリラ豪雨!豪雨は雷と強風を伴い、しまいには雹が降る始末。北海道は自然がすごいなと思いつつ丁度仕事がおわりました。マクドナルドのトイレは溢れかえって使えなくなり、車でイオンモールまでいこうとすると道路が洪水状態。イオンモールの駐車場付近の大木がなぎ倒され、道路を遮断。合流した彼女も無事に店内にいたようで安心しました。彼女の怒りで天災が起きたかと思い、ヒンドゥーのシヴァ神を思い出しました。

最後の写真は十勝川付近の十勝ラーメン屋さん。店を出る頃には雨も止み、橋からは大きな虹が見れて大自然の雄大さを感じました。

テントに戻ると、ポールが曲がりテントが歪んで悲惨なことに・・・大したことはなくてよかったです。

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