韓国ソウルの歩き方

隣の国でありながら、東京よりも近い距離なのに、こんなに長く滞在したことがなかった韓国。こんなに都会で芸術的センスが良く、日本と似たところもあれば、全く違うところがたくさんあることを実感したソウルでの日々。高度経済成長期で柔軟性に富んだ韓国に比べて、日本人のプライドが高く、いかに頭が堅くていろんな面で遅れていることも実感。その魅力を自分の価値観でメモしておく。

日本に比べて湿度が低く、晴れの日が多い。乾燥しているので、洗濯物の乾きが驚くほど早く、バスルームにカビなど無い。乾燥しているせいか、皆コーヒーやビールが大好きで街にはカフェと居酒屋が多く建ち並ぶ。冬は寒くてレンガ造りの家やビルが大半を占めていて、長年の使用に耐えるから改装工事が多くて新築が少ない。新しい建物はデザインされ、曲線が多くて未来的。殆どの玄関やエントランスには番号キー入力の電子ロックを使っているので、皆鍵を持っていない。屋台でもクレジットカードが使えるので現金を持たなくていい。市内の移動は地下鉄かバスだが、交通費が日本の1/3ほどで驚くほど交通が発達している。T-money(2015年9月では250Wで買える)というカードにコンビニで課金でき、バスと地下鉄はこのカードが使え、乗り継ぎ割引ができる。更に貸し自転車が1時間1000Wで借りることができ、移動先で乗り捨てできるほど無人のスタンドが多い。SOCARという無人営業所が市内に無数にあるレンタカーも安く借りられて便利。土曜日は列車や地下鉄に自転車を持ち込めるので、移動先での足に困らない。タクシー料金も日本より安く、初乗り300円ほど?更に最近数を増やしたレンタル自転車は弘大(ホンデ)、(ヨイド)地区に多くスタンドがあり、只今キャンペーン中で1時間以内に返却すれば無料。このレンタル自転車もT-moneyカードで借りられる。ソウルバイク

T-moneyとは

地下鉄、バス、貸し自転車など色んな場面で活躍するT-moneyカード。コンビニや売店でチャージすることができる。単位を間違えて2000W(220円)しかチャージしなかったことがある。

蚊が多い

11月も半ばになるのに町には蚊が多い。部屋でもいつも蚊に悩まされて安眠できない。二重窓なのにどこから入るのだろう。換気扇が怪しい。韓国の蚊は大きくて茶色い。蚊のいる原因は建物の中が暖かくて、天敵の家クモやトンボがソウルにはいないからかも。ビルの屋上には菜園のための水桶があり、ボウフラ製造に役立っている。チェジュ島には蚊はいなかった。

オンドル

オンドルはとても快適。外気温が氷点下でも家の中では裸で過ごせる。九州はあまり10度以下にならないので床が冷たくて冬はとても寒い。ストーブも要らないくらい暖かい。オンドルの昔は台所が半地下にあって調理の火が床を周り、家を温めていた。床には燃えないように石が敷き詰められていて、保温も高い。今は電気かガスのボイラーで温水のパイプが床に敷かれているらしい。

両替について

前まではVISAデビッドカードによるキャッシングに頼っていたが、どうも銀行によって手数料が違い、損をすることもあるので色々と模索してみると、ショッピングはクレジットカードで、少額の現金は街中の両替屋がお得のようだ。明洞に行けば良いレートで換金してくれる両替屋が沢山ある。仁川空港に降り立っても現金は必要ない。コンビニでT-moneyに好きな金額をクレジットカードでチャージして、明洞なりに移動すれば良いだろう。韓国はどんな小さな店でもカード決済が義務付けられているので、現金を使う場面がほとんどない。

自転車先進国

ソウルには200kmに及ぶ自転車専用道路が整備されている。週末になると、ロードレーサーが、JBLのスピーカーをボトルゲージに入れ、JポップやKポップを鳴らしながら颯爽と走り抜けている。中でも漢河の南側はレーサーが多すぎて、素人は走りづらいほど。そして土曜日限定で地下鉄やKTXに自転車をそのまま載せて移動できるところが魅力。先日、春川まで自転車を載せて行きましたが、春川でも湖沿いのサイクリングロードが整備されていたり、川沿いにも専用道路が整備済みで驚きました。更にソウル市内では、ソウルバイクというレンタル自転車が町の至る所で見受けられ、1時間100円程度の利用料。

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