午後4時、気温は32度に下がっただろうか。釣り人は入れ食いのように釣れるポイントに依存してしまい、私は弁城ダムの釣れ具合を体が欲していた。
「今日こそは、晩飯のオカズにしてやろう」と、意気込んで折りたたみナイフを鞄に入れてその場で締めるつもりだった。
弁城ダムは透明度が高く、池やダム特有の水が淀んだ匂いがしないので、魚の臭みが無く調理しやすいだろうと思った。
福智山の麓にある田川の上野周辺には、至る所に水の販売所があることから、水質も良いのだろう。
弁城ダムは足場が多いので、ダムの周り50パーセントは歩いて移動しながらポイントを攻めることができる。
ここはポイントさえ把握できれば、25cmぐらいのブラックバスが入れ食いのように、どんなルアーでも釣れる。
上から水面を覗き込むと、どこからでも群で回遊しているバスが伺える。
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