朝食を食べにレセプションへ行くと、昨日出会ったシャン地方出身のカレン族ウィンが居たので同じテーブルに座った。ウィンは英語が達者で気さくで都会的で見た目は日本人だったので、間違えて声をかけた。彼の軽いノリが好きだった。「日本映画を見に行こう、今そこで日本映画フェスがあっていて無料で観れる」と言うが、私は日本映画が好きではないし、ミャンマーに来て日本映画を見るつもりもなかった。そして男同士で映画に行きたくなかった。
朝食はひよこ豆を蒸して納豆のようになったものを混ぜたごはんで、シンプルなのに意外と美味しい。飽きそうで飽きない。トーストも置いてあるが、マーガリンが油っぽくてベタベタするし、トーストはスカスカだ。コーヒーかミルクティーの袋があって朝だけ無料で飲める。キッチンを使うものはいない。買い物をして自炊するより外で食べる方が安いからだ。
シュエダゴン・パゴダ
約2500年前に建てられたと言われるミャンマーのヤンゴンにある観光名所。高さ約100メートルもある巨大な仏塔。入場料は10,000チャット。ミャンマー人は1,000チャットでミャンマー人と一緒に行くと、別の入り口からタダで入れるとの情報もあり。
遠くからも霞んで見えるその様は、正にスターウォーズの世界。そもそも、スターウォーズは仏教色が強く、ジェダイの騎士なんか上座仏教の坊さんのようだ。
私とクララは36ばんのバスに乗ってシュエダゴンというヤンゴンで一番大きな寺院に行くことにした。夕暮れ時が美しいとのことだった。しかし、降りるバス停を間違えて、パゴダまでかなりの距離になってしまい、仕方なく明日に持ち越そうとなった。パゴダに近づくにつれて屋台が多くなり、市場のようになっている。私たちは鶏皮の串を買い、ソーダを買って祭り気分で楽しんだ。遠くから望むシュエダゴンの仏塔はとても大きく、靄で霞んでいてスターウォーズを思い出した。
帰りにクララが池の中に遊歩道があるから行こうと言う。すでに私はクタクタに疲れていた。その池はとても広く、綺麗な木製の桟橋が永遠と続いているのだが、途中で橋が壊れていて通行止になり、仕方なく道路を戻ることに。すでにビーチサンダルの足は限界だった。
帰り着いた時は二人ともヘロヘロになっていて、どこかパーティに飲みに行こうとクララは言っていたが、とてもそんな気分ではない。
今考えると、クララはムードのあるポイントを選んでいたのか、いやそれは考えすぎか。
二人で宿のカフェで話し続け、眠くなって泥のように眠った。
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