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帰国:これ以上ビザを延長しないタイから脱出しなければいけなくなった

コロナ騒動、コロナパニックのせいでタイから出られなくなり、立ち往生していた外国人観光客(ツーリストビザ所持)に対して行ってきたビザ自動延長も今回は与えてくれず、9月の26日までに全ての観光ビザで滞在している外国人は、タイから出ないといけなくなった。

「どうせまた延長してくれるだろう」と多くの外国人は考えていただろうが、今回はタイ政府が決めた9月26日というデッドラインの10日前まで待ってみたが、何も音沙汰はない。

そう、よく考えてみたらタイに残っている外国人観光客(タイ政府には望ましくない貧乏旅行者であるバックパッカーや出稼ぎ労働者)がほとんど帰国してしまい、入国管理局に文句を言う輩が居なくなってきたと思われる。

回避する手段はあまりない・・・手段はいくつかあるのでまとめてみよう。

コロナの影響で国に帰れない外国人のためのビザ延長措置終了に対応する数少ないオプション

  1. 学費を支払って、週2回の語学授業を受けに大学に行き、学生ビザを取得する。
  2. 出家して、僧侶ビザを取得する。
  3. 最大2万バーツ(7万円ほど)の罰金を支払うつもりでオーバーステイする。
  4. JALまたはANAで帰国する。

1の学生ビザにかかる費用は、チェンマイ大学タイ語半年コースは15,000バーツ(約52,000円)。今滞在している瞑想センターの教師たち(イギリス人、メキシコ人、ブラジル人)は、滞在費は必要ないとしても週に2回60キロ離れたチェンマイに行かなければならなくなる。

2の出家して僧侶ビザを取得するには、ここの瞑想センターでは比較的簡単かもしれない。1年間(初回3ヶ月)の僧侶ビザ取得には、県で一番偉い長老のサインとコメント、郡で一番偉い長老のサインとコメント、寺で一番偉い長老のサインとコメントが必要となる。僧侶ビザを取得するにもまずタイ語の習得が必須だろう。

3のオーバーステイだが、オーバーステイしている旅行者を宿泊させてくれる宿や寺にオーバーステイのことをだまって泊まり、万が一バレるとその宿や寺のオーナーに迷惑がかかるので、かくまってくれる友人の家か、恋人の家に滞在する事になる。そして、オーバーステイのペナルティは1日500バーツ(約1,700円)で最大2万バーツとなっている。オーバーステイは3ヶ月以内であれば罰金のみでおとがめ無しだが、3ヶ月を超すとタイに5年間〜10年間来れなくなる。さらにビザが切れているのであれば働く事も困難になり、犯罪めいた仕事しかできなくなるだろう。それは現実的ではなく、リスクが大きく費用もかかることになる。

4結果的に残された手段は、高い料金を支払って帰国することになった。

福岡空港、関西空港、羽田空港、成田空港の着陸できたフライトを各空港のサイトで確認し、ほとんどキャンセルされている便の中でどの航空会社がキャンセルされていないかをまずチェックした。

福岡空港では、台湾のEVAエアが台北から福岡へ到着できているようだが、格安航空券なのですでに予約は取れない状況だ。そして、どこの国も乗り換えは24時間以内や12時間以内となっていて、LCCでの予約はほぼキャンセルされると判断した。

同じく、関空はシンガポール経由の便が到着できているようだが、それもキャンセルされかねないし、すでに満席で予約できない。

そして、せめて九州に近い関空に到着するJALかANAの便を探したが、関空や地方の空港には国際便は運行していないようだった。

スカイスキャナーで、バンコクから福岡を選択すると必ず東京経由の便しか無い。

国内便に乗り換えようにも、PCR検査や待機要請で乗り継ぎ便に乗れる可能性は低いので、バンコクから羽田または成田の直行便を予約するしかない。

どのオプションが一番安上がりか悩んだ末に、JALかANAで成田か羽田に帰るしか無いようだ。

私はJALで羽田に24日の22時発の便を断腸の思いで予約した。

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JAL Cabin Crew

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