ベトナムのホーチミン市、又の名をサイゴン。朝から街をブラブラ。雑踏を避け、路地に入るとお洒落なカフェを発見。若いお姉さんが1人でキリモリしていて、とても感じが良いカフェでした。コーヒーも他の屋台とは違うエスプレッソマシーンを使ったベトナムコーヒー。
そして、ミッドセンチュリーモダーンな家具たち。ベトナムの都会は家具もお洒落ですね。
ノートルダム寺院周辺の詐欺師たち
炎天下の中、ノートルダム寺院の方へ歩いていると、ココナッツを籠に入れ肩にかけた男性が、「籠を持ってみろ」とその肩掛け籠を渡された。「ああ、重いね」と渡し返すと、ココナッツ上部ををナイフで切り、ストローを刺して飲めと手渡された。飲んでみると生臭くない美味しいココナッツジュースだった。そのココナッツを返すと、金を要求された。フィッシング詐欺だ。しかも値段が高く、確か日本円で500円くらいだった。今まで無言のジェスチャーでのやりとりだったが、「I dont order to you」を大きな声ではっきりと言い追い返した。
その後、ぼくのサンダルを勝手に取り、勝手に磨り減ったソールをタダで修復してやると、靴磨きのベトナム人が急いでぼくのサンダルのソールに接着剤を付け、新しいソールを付けてくれた。若干気づいていたが、もう片方のソールも修繕して欲しかったので、いくらか尋ねた。しかし彼は金は要らないという。どういう手口か見ていると、どうやら善意に対して悪気を感じた客から金をもらうという、ギリギリ詐欺にならない手法だった。しかし彼は中々金額を言わない。しびれを切らした彼は金額を言ってしまった。その金額は微妙にベトナムにしては高い。なので、「I dont order it」と言って立ち去った。
因みに、靴磨き屋の彼はこれで何年かこの靴は長持ちすると言っていたが、3ヶ月ごろ、接着剤がハゲてどちらのソールも剥がれ落ちた。
ブイ・ビエン通り
ファングーラオ通りの一本南にある、サイゴンのブイビエン通り周辺には、多くの安宿が並んでいて、タイのカオサン通りさながら、週末は歩行者天国となり、観光客多くはバックパッカーでごった返している。通りに面しているバーやパブは、店先の歩道から道路にまで椅子を並べて客を取り合っている。まるで金に群がる目が眩んだ亡者のような光景が観光客の気分を害するので、多くのバックパッカーはこの通りに嫌気がさしている。そして、より僻地のピースフルな場所を求めて、スリーピングバスで旅立っていくのだった。
ハッピーバルーン(笑気ガス)
ブイビエン通りのいくつかのバーでは、ハッピーバルーンという歯科医で使われる麻酔の笑気ガスが入った風船が100円から200円で売られている。肺の空気を極限まで抜き、その風船を口に咥えて中のガスを肺いっぱいに吸い込み、吐く息で風船を膨らますを繰り返すと、酔ったような効果が得られる。効果は数秒なので安く売られている。
大麻
ブイビエン通りでは他にも、四角い大きな平べったいジュラルミンケースにタバコや巻きタバコを入れて、歩きながら売っているオバちゃんが大麻を売っている。値段は1グラムほどの袋に入った質の悪い大麻が1000円から1500円ほど。質の良いものを希望すればもっと高くて良いものが手に入るかもしれないが、尋ねたことがない。
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