カンボジア:プノンペン:セントラルマーケットとトンレ・サップ川

プノンペンでメコン川と合流するトンレ・サップ川のレストラン

同じ宿で出会った東京から来たタクヤ君と、彼のオススメのカフェレストランに行った。少し高めの料金だが、店内は清潔で見晴らしが良くトンレ・サップ川から対岸のサンカット・クルーイー・チャングバ半島が見える。その先にこちらから見えないが、幅の広いメコン川下流があるはずだ。

トンレ・サップ川はカンボジア最大の湖であるトンレ・サップ湖からプノンペンでメコン川と合流する川であり、漁獲量も多いのだろう。トンレ・サップ川は乾季で琵琶湖の3倍、雨季は琵琶湖の10倍にもなる巨大な湖であり、水上生活者は100万人だそうだ。次回には是非訪れて水上生活してみたい。

カンボジアは平地が多く、この巨大な湖の水深は1メートルほど。雨季にはメコン川が逆流して湖の面積が広がり、プランクトンや魚類、甲殻類が大量発生し、巨大なテナガエビやシャコ、ナマズがセントラルマーケットで売られている。体重100kgを超えるメコンオオナマズや、ワニも生息する。

セントラルマーケット

日本でいうと中央卸売市場のような、カンボジアの首都最大の市場であり、トンレサップ湖で獲れたであろう、巨大なテナガエビやシャコ、ナマズなどが見れるのが一番楽しかったが、ショッピングモールとしてのレベルは低い。イオンに負けているかも。

日が暮れて、川沿いを歩いていると、王宮の前で人だかりができていて、何だかのセレモニーが行われていた。

どうやら、日本でいう護摩のようなもので、無病息災、家内安全、商売繁盛を願う祈祷のようなものらしい。遠くからこの為に来た人も多くいるのだろう。人々は皆大量のお香と花束を買って供える。驚いたのが、スズメを籠に沢山の入れて売っているのだ。それを買って、夜空に放つことで何かしらの願いが叶うとされているのだろう。夜に放たれたスズメたちはとりあえず、近くの木に止まる。そしてそれを鳥屋が長い木の鳥もちでスズメを捕まえてリサイクルするのだ。

ザ・マンション

帰りにフラフラ歩いていると、怪しくライトアップされたバンパイヤの館のような洋館を発見。
どうやらレストランのようだが、映画の撮影にもってこいの古ぼけてカビだらけ、ツタだらけな建物はアンコールワット並みの迫力だった。ホラー映画の撮影に是非使いたい。

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