カンボジアとラオス国境に近い街、スタントレンに二日間滞在した。Mr.チェンが経営する宿に二日間宿泊した。
ホットシャワーは無いけれども、昼間はとても暑くて水シャワーが心地よい。フロントの冷蔵庫にあるペットボトルの水は無料で飲んで良いし、冷蔵庫に買ったフルーツを保管できる。東南アジア特有の小ぶりなバナナも食べ放題。そして、その時期は5ドルで個室に宿泊できた。ダブルベッドなので、2人で泊まるとシェアできる。Mr.チェンはバイクでの送迎もしてくれるので、電話すると良いだろう。街からは300mほど離れているが、歩けない距離では無い。
宿には、小さな赤ちゃんを抱えたインド人の若い夫婦が宿泊していて、夫は事故で脚を骨折していた。奥さんは夫のために、共同スペースで食事をせっせと作っている時に話しかけてみた。インド人の赤ちゃんがとても美しく、奥さんが不機嫌そうだったからだ。話を聞くと、夫は旅行中に事故で脚を骨折し、ラオスのパクセの病院に行く途中だったようで、スタントレンに立ち寄ったらしい。奥さんはテーブルにカセットコンロを置き、スパイスを各種並べてチャナマサラとチャパティを作っていた。チャナマサラとは、ひよこ豆のカレーで、北インドでは人気のある料理だ。ヒンドゥーのインド人は魚や肉を食べれないので、インド料理店の無い小さな街では外食ができないのだ。足の折れた旦那は毎日朝からビールを飲みながら、旅行と自分の不運に文句を言っていたが、奥さんの方が確実に辛そうだった。
1月なのに、ここスタントレンでは日中は日差しが強すぎて、上半身裸に下半身は布一枚巻いているスタイルが宿の中では当たり前になっていた。
共有スペースは倉庫のようになっていて、天井の高いトタン屋根から熱が漏れてきてとても暑い。
ぼくはやっと治った愛車で街に出かけた。
ក្រុងស្ទឹងត្រែង
街の中央にある市場に立ち寄り、適当に料理を注文してみた。
値段は忘れたが、1ドルか1.5ドルだったと思う。おかずは魚のアラかエビのような味のソボロを魚醤で味付けしたもので、生野菜とご飯が付いている。
東南アジアでは、市場で安くて美味しい食事ができる。どんな小さな街でも市場があり、食堂があるので嬉しい。
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