タイ北部、チェンマイから車で4時間〜6時間、ミャンマーとの国境付近のメーホンソンという場所の山奥に、ヴィパッサナー瞑想が体験できるタイ仏教の修道寺院があり、美しい自然と邪悪な気を持たない人たちに囲まれてとても優雅に、3日〜10日間滞在できる。
タムウア寺院のホームページはあるものの予約はできないので、直接行って見るしかない。
バイクでのアクセス
まず、寺院の場所をGoogleマップで確認、原付でパイから地獄の嘔吐林道をクネクネと進む。トンネルなど無いし急勾配で交通量が意外と多いので注意。途中に小さな集落がいくつかあって、食堂もあるので腹ごしらえもできる。原付の1速でも5キロぐらいしか出ないような急勾配もあり、スプロケットを変えているのでは無いかと疑ってしまうくらい遅い。
やがて、わかりづらい寺院の入り口に到着し、右折して1キロちょっと走ると寺院に到着した。
受付
受付らしき場所には女性の欧米人が英語で対応してくれて、パスポートを見せて受付を済ましてくれると、当日の志願者が集まった時点で説明会が行われる。その説明は、以下のホームページの内容を訳してみたので参照あれ。
基本的に予約はできないので、個室であるバンガローが満員だと、ドミトリーでバンガローが空くのを待つことになる。
修行者は女性が7割で、欧米人が8割、東洋人が1割か2割だろうか。
着衣について
修行者は、白い衣服を纏わないといけないが、持って来ていなければ様々な寄付されたらしきものを貸してくれる。欧米人が多いのでサイズも豊富にある。洗濯はボランティアの方に渡せばしてくれる。
宿泊施設
ドミトリーは広い板張りの部屋で、ゴザを貸してくれる。下着は洗ってもらえないので、バスタオルや洗濯した下着はドミトリー裏の物干しヒモに干せる。
赤茶色い巨大なアリがたくさんいるので、襲われないように注意。ドミトリーに甘いビスケットや菓子などをこぼさないようにした方が良い。蚊はそれほど多く無いが夕方に少しいるようだった。
バンガローは女性の棟と男性棟の場所が離れていて、滞在日数が長い人から順に入れるようになるらしい。
キャンプスペースもあるようなので、テントを持っていて受付で相談すれば、スペースを貸してくれるでしょう。
喫煙について
同じ部屋だった真面目そうな関西人の方が、寺院の門の外でタバコを吸っていて、蛇に噛まれて足がボッコリ腫れていた。タバコは門外に行けば吸えるようだが、彼は見つかったら怒られると思い、道路脇の小川の中にまで入って行ったようだ。東南アジアの最も恐ろしいのは、サソリ、蛇、アリ、シラミ、南京虫、ヒルなどあらゆる敵が多いので、ジャングルには入らない方が良い。
wi-fiについて
友達と連絡したり、近況報告をしたりとWi-Fiに依存している私たちのために、寺院の正門入ってすぐのところに売店があり、お菓子やカップ麺、冷たいジュースを飲めるカフェスペースでWi-Fiに繋げることができる。夜間は開いていないので、自由時間に利用することになる。
ヴィパッサナー瞑想とは
今という瞬間に完全に注意を集中する」ということである。何をしていても「今・ここの自分」に気づいていく。この「気づき」が、この瞑想のもっとも大切な技術である(したがって、「気づきの瞑想」とも呼ばれることがある)。このようにして自分を客観的によく観ていく実践によって、心を成長させることを目指すのである。
Wikipedia
また、特にマハシ系では、「気づき」を言葉によって確認(「ラベリング」)し、「実況中継」していくという方法がとられる。ヴィパッサナー瞑想に入る前に、「慈悲の瞑想」がサマタ瞑想として行なわれる。
ゴエンカ系ではヴィパッサナーに入る前段階として、集中力(定)を養うことを目的に、安般念と呼ばれるサマタ瞑想の一つをまず練習する。「アーナーパーナサティ」(安般念)を重視する思想はパオ系においても同じである。これら二派においては、マハシ系のような言葉による「ラベリング」は行われない。
座る瞑想では特に呼吸に集中することが基本となる。この点は、北伝仏教でも広く用いられる「数息観」と大きな違いはないとも言えるが、数息観とは、あくまで「アーナーパーナサティ」(安般念)の一部であって、二つを同一視することはできない。呼吸に集中することに関しては、南伝仏教の教義の枠内においても、「サマタ瞑想」と大きく区別されるわけではないという点が指摘されている。
智慧への道
ヴィパッサナー瞑想は智慧(道理を見極める力)を得るための修練であり、この本はタムウア寺院で作られた、説法に用いられる英語に訳された教本で、以下のリンクからダウンロードが可能です。
ワット・タム・ウア森林修道寺院
WAT PA TAM WUA FOREST MONASTERY
Huai Pha, Mueang Mae Hong Son District, Mae Hong Son 58000
次のページに、タムウア寺院ホームページの内容を翻訳したものを載せています。
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