2018年1月26日

ラオス：原付バイクでビエンチャンからバンビエンへ

バンビエンは、ラオスでも有名な小さな観光地であり、ビエンチャンから主要幹線道路である13号線を北に、もしくは遠回りになるが、トラックが少ない10号線を通る方が、バイクには良いだろう。昔は欧米人が多くパーティーピープルの集う楽園として、ロンリープラネットにも紹介されている。

人口25,000人のこの小さな街になぜ観光客・バックパッカーが多いかというと、ベトナム戦争時代にアメリカ軍が作った飛行場が未だに街の横に空き地としてあり、ラオスの中で米軍の遊び場的な発展をした名残のようだ。

そして1980年代からバックパッカーやヒッピーやサイケデリックトラベラーが屯する街として、無法地帯として栄えてきた。街中にはバーやパブやクラブが多くあり、マジックマッシュルームや大麻がバーのメニューに載るほど、緩い街として、パーティーのための街として、世界中から阿呆な若者が集ってきた。

そんな無法地帯だったもんで問題も多発し、街中でのドラッグ使用禁止的なルールが作られた。しかし、厳しく規制してしまうと観光客が激減してしまうので、いくつかのバーでは、未だに大麻メニューとキノコメニューが存在している。

決して、購入したバーの中以外で大麻を吸ったりしてはいけない。街中で吸っていると警察が飛んできて、当事者の宿のドミトリーの全員の所持品検査が行われて、交番に連れていかれるという事件を目の当たりにした。

HAPPY HOUR

ハッピーアワーという、地元で作られたLAO LAOというウイスキーが振舞われる時間帯が、どこのバーやゲストハウスでも客寄せとしてあり、店によって時間をずらして、バーをハシゴしながらタダで飲み歩けるという、酒好きには楽園のようなシステムがあるが、結果的に酔っ払いと泥酔者が多いので、治安が悪くなる。

SPACE BAR

2018年時点では、街の中心部にある『SPACE BAR』というバーに、ハッピーメニュー（マジックマッシュルームを使ったメニュー）があり、1,500円ほどで、1ヒット分のピザが注文できる。

SPACE BARにはジョイント（大麻の巻きタバコ）が500円ほどで売られていて、3〜4人分（約2〜3グラム）はあるような太いコーン型で出てくる。

一番安いのは、「バルーン」と呼ばれる歯科の麻酔に使われるガスで、笑気ガスとも呼ばれる風船が1ドルほどで売られている。これはベトナムのサイゴンでも見られるものと同じものだ。

20代前半のタトゥーが沢山散りばめられた、イギリス人の可愛い女の子がバルーンを咥えてスーハーしながら、ウェイトレスとしてアルバイトもしくはボランティアしていたのが印象的だった。まさに「風紀が乱れている」状態が見られるバンビエンなのだ。

SAKURA BAR

大音量で踊りまくりの、お立ち台でギャルが踊りまくりの「乱痴気騒ぎ」を堪能したいなら是非訪れてほしい、サクラバー。なぜサクラなのか、日本人が経営していたのか、確か昔は日本人が経営していた店もあったはずだが・・・とにかく踊る阿呆も見る阿呆も、ここへ来たら阿呆になれるし、出会いもあるし、羽目を外したいならサクラバー。